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谷川英徳

「変形性膝関節症」のPRP治療について

更新日:2020年11月8日

今回、「膝の再生医療(PRP療法)」についての記事が時事メディカルに掲載されましたので紹介させていただきます。

タイトルは「変形性膝関節症のPRP療法 手術前の新たな選択肢に」です。



変形性膝関節症の治療は「食事と運動」「お薬」「装具」「手術」の順番で進んでゆきます。治療の基本は「食事と運動」なのですが、これが一番続けるのが難しい治療法だと思います。しかしながら、「食事と運動」は副作用もなく、効果も確実に出る治療法なのでぜひ皆さん継続して取り組んでください。当院では、理学療法士によるリハビリや栄養士による栄養相談も行っております。


今までは「お薬・装具」の治療が効果がないと「手術」の話をしていました。患者さんの多くは、「変形性膝関節症が重症なので手術が必要です」と告げられるとショックを受けます。やはり、手術を受けるというのは心の準備が必要ですし、不安と心配が大きいと思います。


PRP治療は、保存治療(お薬や注射の治療)と手術治療の間を埋める治療として期待されています。自費診療で高価ではありますが、副作用もほとんどなく、膝に注射を行うだけの簡単な治療方法です。欧米では2010年頃から始まっており、膝の変形の程度にもよりますが、一定の効果はあるとされています。


当院でも2020年からPRP治療を開始しましたので、興味のある方はお気軽に整形外科にご相談ください。



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